博物館実務実習

2017年3月 3日 (金)

館園実習ミニ企画展 追加展示!!

学芸研究員の熊谷です。213日(月)より開催している館園実習ミニ企画展「でこぼこ・まっすぐ・ぐーるぐる ~西の浜貝塚の土器~」ですが、好評につき630日(金)まで期間延長となりました!



170303


これに合わせて、土器や図録の追加展示作業を行ないました。



Dsc_0706

まずは、西の浜貝塚出土縄文土器を二点追加。




Dsc_0719


また、実習生が編集・作成した実習記録図録も設置しました。展示資料の解説はもちろん、実習の流れや展示計画も分りやすく記されています。




Photo


Dscn9910

体験コーナーも大幅リニューアル!

土器スタンプの見本を多数展示。これを参考にしながら、土器づくりにチャレンジしてみて下さい!

本企画展は630日(金)まで開催しており、323日(木)は入館無料です。お時間がある方は是非お越し下さい。



また、私事ではありますが、今年度をもって大学博物館の学芸研究員を退職することになりました。

博物館の展示を通し、多くの来館者の方々と交流できたことは私にとってかけがえのない財産となりました。この場をお借りし、御礼申し上げます。

新天地でも大学博物館で培った経験を活かし、頑張っていきたいと思います。

七年間ありがとうございました。今後とも、東北学院大学博物館をよろしくお願い致します!


(学芸研究員:熊谷)

2017年2月13日 (月)

館園実習ミニ企画展「でこぼこ・まっすぐ・ぐーるぐる ~西の浜貝塚の土器~」

ご無沙汰しております。学芸研究員の熊谷です。

当館では、本日213日(月)より、館園実習ミニ企画展「でこぼこ・まっすぐ・ぐーるぐる ~西の浜貝塚の土器~」を開催しております。




今回の企画展は、博物館館園実習6グループの成果として、実習生が企画から準備・展示・評価までを手掛けております。



Photo



本企画展の舞台である西の浜貝塚は宮城県松島町磯崎に所在しており、縄文・弥生・奈良・平安時代という幅広い時代の遺構・遺物が発見されている国指定史跡です。
1967年に東北学院大学史学科(現歴史学科)加藤孝 助教授(当時)と考古学研究部員によって発掘調査が行われました。
今回はその一部、出土した縄文土器をミニ企画展として紹介します。



1dscn9883 土器をじっくり観察・・・



Photo_2
パソコンを使って展示パネル作成!




3_dscn0054 パネル切り!





Dscn0001パネルを設置!皆で協力して・・・

 5_dsc_0613_2続いて土器の展示作業!割れないように慎重に・・・

 


Dscn0089 完成!!



 

縄文土器を展示するにあたって、今回焦点を当てたのは多種多様な文様です。縄文土器は、縄文時代に日本列島のほぼ全域で使われた生活用具であり、主に煮炊きや食料の保存に使われていました。きわめて日常的で実用的な道具なのに、その表面に刻まれた文様はまるで芸術作品のようです。
本展示ではそんな文様が露出展示で間近でじっくり見られます。文様に込められた縄文人の”想い”を考えながら見てみるのもおすすめです。


 

Dscn0041
 

また、今回の企画展では新しい試みとして、体験コーナーを設置しました。

  

展示された土器を参考にしたり、自分なりの工夫を凝らしたりしながら世界に一つだけの土器を作れます。ぜひ来館してチャレンジしてみてくださいね。

 


 

本企画展は331日(金)まで開催しており、323日(木)は入館無料です。

 

なお、211日(土)~325日(土)の土・日は休館日となります。

 

 

まだまだ外は寒いですが、春休み中はぜひ東北学院博物館へ足を運んでみてください!

 

(学芸研究員:熊谷)

 

 

 

 

 





2016年10月 3日 (月)

館園実習ミニ企画展「甦る霊場─極楽浄土への入口、雄島─」(5+3グループ)のお知らせ!

お疲れさまです。学芸研究員の熊谷です。早いものでもう10月ですね。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

 現在、本学の七海ゼミと瑞巌寺の共同調査である松島の雄島周辺海底採集の板碑と雄島をテーマとして、館園実習ミニ企画展「甦る霊場─極楽浄土への入口、雄島─」を開催しておりますが、この度、大学祭等のイベントに向けて、展示の追加と修正を行いました。

 

 

作業を行ったのは3グループの皆さん。実は3グループの最終日に台風の影響のため、実習が中止となってしまい、補講という形で展示を行いました。

ポスターのリニューアル。キャンパス内に立て看板を設置。

Dscn9330



Dscn9336




 

パネルの差し替えや解説シートの作成。

Dscn9311



Dscn9274



 

展示台の改良と板碑の追加。その数なんと13点!!

 

Photo




Dscn9287

 

完成!!

 
Dscn9327




 

限られた時間の中で一生懸命作業を行い、より完成度の高い展示となりました。展示室内には、展示概要の記されたリーフレットと解説シートを設置してありますので、ご自由にお取りください。

 

 

また、1014日(金)~16日(日)の大学祭期間中と、29日(土)の東北文化の日は、博物館の無料公開を行いますので、是非お越し下さい。

 

 今後とも、本博物館をよろしくお願いいたします。

 

 

2016年9月16日 (金)

館園実習の集大成、企画展公開!(夏期館園実習、最終グループ終了)

学芸研究員の遠藤です。

夏休みも終わり、当館での館園実習もほぼ終了いたしました。

館園実習最終グループのテーマは「甦る霊場 ~極楽浄土への入口雄島~」です!

現在では観光地として有名な松島でですが、中世にはその美しい景色から、「霊場」として宗教的な空間という意味を持っていました。

今回の企画展では、松島雄島から発見された板碑や、最新の研究から中世の松島雄島像を紹介する展示となっています。

この企画展は、東北学院大学博物館で9月12日(月)から10月31日(月)まで公開しております!

Photo_4

では、今回の企画展の準備風景(館園実習での学生の活動)を紹介します。

最終グループは、これまでのグループの展示を参考に、展示案を作成し展示しました。もっとも展示品の点数が多く、オリジナル展示台を作成するなど随所にこだわりを散りばめた展示を企画しています。まさに集大成!

まずは、これまでと同様に展示品の板碑の観察です。拓本・写真撮影をし記録をとっていきます。

Photo_2 Photo_3

レイアウトやパネルの内容について意見を出し合いながら展示案を作っていきます。

3_2

パネルつくり。毎度のことながらのりパネルの張り付け裁断は苦戦します。

5

完成したタイトルパネル!背景にもこだわりきれいに張り付けできています。

夕日がまぶしい

Dscn9203

いよいよ展示作業。パネルを設置して、板碑を展示します。こだわりの展示台にも板碑が設置されます。板碑の文字が見えるようようライティングも調整。

6

展示完成!

ちなみに冒頭にあげていた企画展のポスターも作成しました。

Dscn9201

最終グループの展示は、板碑の展示もさることながら最新の研究を踏まえたストーリーのある展示となっています。

また、パネルの一部には見仏上人(中世の超能力者!?)の情報もあります!

冒頭でも宣伝しましたが、東北学院大学博物館で9月12日(月)から10月31日(月)まで公開しております。ぜひお越しください!

(学芸研究員:遠藤健悟)

2016年9月 6日 (火)

4グループ館園実習終了

学芸研究員の熊谷です。

先日、第4グループの館園実習が無事に終了しました。


今回の展示テーマは「仏が誘う極楽浄土-雄島の板碑に刻まれた願い-」。

中世の人々がどのような願いを込めて極楽浄土に思いを馳せていたのかを、雄島から採集した板碑に刻まれた種子と願文から読み解いていこうとするものです。


以前の実習と同様に、実習内容は多岐にわたります。

今回の展示で実習生が特に気をつけたことが、パネルの統一感。

空間デザインや雰囲気作りも意識し、「海」をイメージした青色を基調としています.


Dscn5330_3

板碑をよく見て、観察カード作り。


Dscn5439_2

意見を出し合い、パネル作成!


Dscn5406_2

大型プリンターで印刷。仏が誘う!


Dscn5414_2 Dscn5423_2

切るパネ、貼れパネ(笑)。


Dscn5450_3

皆で協力して展示作業!!


Dscn5477_2

展示完成!!!


Sw3

早速、展示説明。

これまでの実習の成果を発揮!



4グループの新しい試みとして、ミニ図録と解説シートも作成しました。

図録は、①ごあいさつ、②目次、③図版、④解説と充実の内容です。


4g1_4 Dsc_0190_3

回数を重ねるほど、充実度が増す博物館館園実習!

現在、5グループの実習作業中です。次回の更新もお楽しみに!!

(学芸研究員:熊谷)

2016年8月19日 (金)

2グループの博物館館園実習が終了しました

こんばんは、学芸研究員の鈴木です。
本日、2グループの博物館館園実習が無事終了しました。
2グループは815日~19日の5日間、資料調査や保存、展示作業等を学びました。
今回は2グループの展示を中心に、館園実習の報告をさせていただきます。


2
グループは「霊場雄島と板碑」と題し、松島・雄島から採集した板碑で展示を行いました。
「霊場」雄島について知ってもらうことを第一とし、板碑に刻まれた仏の役割・関東と東北の板碑の地域差等を説明し、最新の研究成果も提示することで、板碑について大変丁寧に解説しております。

実習生6人が力を合わせて行った展示がこちらです! 

Photo
この展示を完成するために資料調査を行ったり、板碑の写真撮影をしたりしました。 
Photo_3

さらに文章やデザインを考えながら、パソコンでパネル原稿を作成。
大型プリンターで印刷後、パネルを切り、のり付パネルに貼り付けます。

これがなかなか難しい!
Photo_7
しかし板碑の拓本・キャプションでものり付パネルに切り貼りする作業をしたためか、後半ではかなり上達していました。
 
Photo_8
パネルも綺麗にのり付パネルに貼れています。
Photo_9

いよいよ展示作業。

図面を描き、パネルやキャプションを設置。
3_2 

板碑を展示して、ライトの位置を調節して……完成です!
その後、実際に来館してくださった先生に解説もしました。
こうして2グループの館園実習は終了しました。

Photo_10

5
日間、2グループの皆さんは一生懸命実習に取り組んでいました。
その成果が展示にも表れていると思います。

東北学院大学博物館では引き続き館園実習を行います。

3グループの館園実習は明日から!
3グループの皆さんにも、多くのことを学んでいただければと思います。

2016年8月15日 (月)

博物館館園実習開始!!

学芸研究員の熊谷です。皆様。お盆休みはいかがお過ごしでしょうか?

さて、現在東北学院大学博物館では、博物館館園実習を行っています。

の実習では、学芸員の指導のもとで館蔵資料を実際に扱いながら、資料の調査・保存・展示方法を学ぶなど、学芸員の実践的な技術鍛錬が行なわれます。

今回のブログでは、8月8・9・10・12・13に行われた、1グループの実習の様子をお伝えしたいと思います。

展示テーマは「松島の生と死-縄文土器と板碑展-」。

西の浜貝塚出土の縄文土器と、松島・雄島海底から採集した板碑展示を行ないます。

①資料調査

展示する資料をじっくり観察。

辞書や専門書などで、資料の歴史背景も調べます。

166_2 160_2

②写真撮影

一眼レフカメラ・三脚・照明・撮影台等を用い、資料の写真撮影。

気分は名カメラマン!?

Dscn9642_3

③展示パネル作成

パソコンソフトで作成したパネル原稿を、大型プリンターで印刷。

それをのり付パネルに貼り付けて作成。カッターを使うので、怪我には要注意!

Dscn9650_2 Dscn9663_2

④展示作業

パネルと展示台を設置。高さは大丈夫かな?

縄文土器と板碑の展示。取り扱いは慎重に…。

Dscn9673_2 Dscn9678_2 Dsc_0032_2

完成!!

Dscn9683_2 Dscn9681_2

⑤展示解説

最後に展示資料の解説を行ないます。

これであなたも立派な学芸員!!

Dscn9706_2 Dscn9720_2

5日間という短い時間でしたが、皆で協力してレベルの高い展示ができたと思います。

本ブログでは、今後も東北学院大学博物館の活動を報告したいと思います。

どうかよろしくお願い致します。

(学芸研究員:熊谷明希)

2015年8月19日 (水)

今年も博物館実務実習が始まりました

2015年6月12日(金)~8月6日(木)まで開かれた、西南学院大学博物館との共同企画展示「nexus キリスト教の源流と東方伝播-受容と禁教、そして解禁―」には多くのお客様が来館され、大好評のうちに千秋楽を迎えることが出来ました。当博物館のシンボル展示である墨書人面土器も開館以来初の遠征を終え、満足げな表情で舞い戻ってきました。

さて、大学のなかにある博物館は学芸員資格取得のために実習を行える施設としての役割もあります。今年も東北学院大学博物館では8月上旬から文学部歴史学科の学生を中心に学芸員資格取得のための実務実習が始まりました。大学の夏休み期間中、おおよそ9月上旬まで1週間に57人の実習生を受け入れて行われます。実習生は自分たちで資料を選び、展示計画の作成や解説シートの作成など、実際の博物館運営と同様の作業を行っています。

この博物館実務実習を行っている関係で東北学院大学博物館では展示スペースが大きく取られており、展示品の数も少なくなっております。そのため、東北学院大学博物館ではこの博物館実務実習期間中の8月上旬よりしばらくの間、どなたでも無料にて入館頂ける措置をとっております。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

また、予定では9月下旬より実務実習で得られた成果を中心に、通常展示を再開する見込みです。詳細については近くなりましたら、またこのブログ等でお知らせ致します。

2012年8月 9日 (木)

博物館実務実習が始まりました!

こんにちは。学芸研究員の太田です(◎´∀`)ノ

ただいま博物館では、学芸員資格の取得を目指す学生たちの博物館実務実習が行われているところです。

今月の博物館実習は3組。今週から始まった1組目の実習生は6名ですhappy01

今日は、実習4日目wink 展示についての実習が行われました。

史料の情報収集、解説シートの作成を経て、明日には展示発表を行う予定です。

◎展示作業の実習◎

Dscn3528 ①キャプションの作成 

(大きさや傾きについて考えながら作成中・・・)   

Dscn3534 ②史料の展示

(展示の配置について試行錯誤中・・・)

Dscn3550 ③展示解説    

(明日の発表に向けて練習中・・・)

明日は、展示発表・展示図録の作成・反省会を行い、実習のまとめに入ります(σ・∀・)σ

(学芸研究員:太田)

2011年9月13日 (火)

ただいま実習中!

初秋の候、皆様いかがおすごしでしょうか。

学芸研究員の星です。( *´д`)ノ アニョハセヨー

つい先日まで、一週間ほど学外実習で韓国に行っていました。

初めての海外ということもあり、見るモノ聞くモノ食べるモノすべてが新鮮に思えました。

かなり疲れましたが、色々と考えるきっかけになった、とても有意義な一週間でした。

さて、ただいま東北学院大学博物館では、学芸員資格の取得を目指す学生たちの博物館実務実習が行われております。

実務実習の内容は、

①オリエンテーション(内容・日程説明、自己紹介)

②大学博物館についての説明(展示資料解説、管理運営など)

③資料の受入実習(資料の選別、梱包実習、点検カード作成など)

④資料の展示準備(写真撮影、展示の企画書作成など)

⑤解説作成実習(解説シートの作成、キャプションの作成)

⑥展示実習(展示作業、展示の発表、展示図録の作成・編集)

⑦展示の撤収

⑧実習のまとめ、反省会・講評

となっており、上記の内容を一組5日間で組んでいます。

8月の半ばから始まった実習も、現在受けている学生たちで4組目。この4組目の学生たちも今日が最後の実習日です。

↓梱包作業(2011/9/8 午後撮影)

Dscn2451_4

↓初めての貼りパネ(のり付きパネル)に悪戦苦闘しながらも解説用パネルを完成させて展示作業へ(2011/9/12 午前撮影)

Dscn2490_2

↓それぞれが考えてきた解説文をみんなの前で発表(2011/9/13 午前撮影)

Dscn2534_5

↓そして、これが完成した図録です!(2011/9/13 午後撮影)

Dscn2550_3 Dscn2554_2

正にみんなの努力の結晶とも言うべき代物ですね。

この実習で得た経験は、学芸員になるための経験としてだけでなく、授業でのプレゼンや論文作成に活かしてもらいたいですね。学生のみなさん、5日間お疲れ様でした。

明日からは夏休み中最後の、5組目の実習生がきます。

果たして5組目の学生たちはどのようなものを作ってくれるのでしょうか?

学芸研究員も学生のパワーに負けないよう頑張っていきます!

(学芸研究員:星洋和)

その他のカテゴリー