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2009年10月15日 (木)

近世文書の撮影作業

A  13日(火)に、展示資料である近世文書の写真撮影をしました。

 この近世文書、江戸時代に一関藩で御家老をつとめた家に伝わる、5000点以上の大規模な資料群です。この日の作業は、その中より展示候補となる資料の撮影でした。

 これだけ量の多い中でスムーズに探したい資料を見つけられるのは、文書を1点ごとに封筒に詰め、さらに箱で小分けするというように、細かく整理・保管しているからです。

 ちなみにこの封筒は、中性紙で出来た特別なもの。phが酸性でもアルカリ性でもない「中性」です。

 人間のお肌は弱酸性・・・だそうですが、皆さんが普段使う紙もまた、その多くが酸性です。酸性の紙は空気の水分に反応して、どんどん酸化して痛んでしまいます。黄色く変色したり、もろくなってしまうのです。

 このため長期間の保存には、酸化を起こさない中性紙が向いています。そして文書資料を保存するためには、この中性紙で出来た封筒に入れて酸化を防ぐことが肝要なのです。

 日が落ち暗くなるのも大分早まったこの頃、反対に博物館の明かりが落ちる時間がどんどん遅くなってきました!

(学芸研究員)

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